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プログレスその3
『プ ロ グ レ ス』
株式会社リーダーズドメイン 代表取締役  窪田貞三

≪カウンセリングからプログレスへ≫


 理念経営において、悪い意味でのコンサルティング的考えを無くし、カウンセリング的な行為である『聴く』ということを大切にするということを前回は述べさせていただきました。しかし、聴くだけでは企業経営は成り立ちません。聴くことを基にいかに前向きに動けるかが重要なのです。聴くことができれば、次にはその聴いたことを基に、いかにプログレス(進歩・発展)させるかを考えれば良いのですが、そのためには、聴いたことをいかに前向きに進化させることが出来るのか?が重要な要素となります。カウンセリングをいかに生かし、プログレス(進歩発展)させることができるかを考えてみたいと思います。コンサルティング的な前向きさではなく、プログレス的な前向きな考え方で。

 プログレスの基本的考え方は、「聴いたことを否定しない」ことから始まります。否定は経営を後退させ、企業の成長を妨げるのです。つまり、プログレス(進歩発展)のために必要なことは、まず全てを肯定するということなのです。例えば、ある社員から意見や提案が出たとします。その意見や提案に対して、絶対に否定をしないという態度を取ってみるのです。否定はなにも生み出しません。大切なことは、意見や提案が出たことそのものを大切にし、肯定するということなのです。内容ではなく、そのこと自体を受け入れ、肯定するのです。意見や提案をしたという氣持ち自体を大切にするのです。プログレス的発想とは否定しないで肯定し、「良くするために出来ることだけを考える」ということなのです。同じことを考えても、人の意識は「悪いことを分析する」よりも「良くするために分析する」ことのほうが前向きになるのです。つまり、現状を改善するよりも、より良い将来を創造するために現状を分析し、より良い将来創造のために知恵を集めることのほうが重要なのです。人は皆「良くなりたい」と願っているはずです。

 しかし、現状を成り立たせることや、悪くならないための防御的な方法ばかりを考えることによって、前向きな発想を閉ざしてしまっているのです。プログレス(進歩発展)こそが、企業を真の成長に導くということを知るべきではないでしょうか?

 

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