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対談
【今回の対談の日時】
2004年9月24日
【対談の相手】
小島洋一氏:株式会社愛和産業 代表取締役
  田宮恒司氏:有限会社田宮製畳 代表取締役
  松本成史氏:株式会社トーカイメディカル 代表取締役
窪田
本日は窪田経営塾の卒塾生の中でも、がんばっている後継者の代表として3名の方に来ていただきました。ありがとうございます。まず小島さんから後継者として経験したことをお聞かせ下さい。
小島

父から跡を継いだときに、特に会社全体との間で問題が出たと言うことは無かったと思います。と言うのも、自分が跡を継ぐと決まった頃父の体調が悪くなって、私が継ぐしかないという雰囲氣に自然になったことも大きいですね。

窪田 先代のお話も出ましたので、では、先代との関係も含めて、田宮さんお願いします。
田宮 私のところは、父は現在でも健在で一緒に仕事をしています。自分から社長をやらせて下さいと申し出たことで継ぐことになりました。元々父は職人で、俺の言う通りやっていればいいというタイプです。ですので、このやり方は商売としてどうかなと思いつつ仕事を一緒にやっていた経緯がありました。そのうち、自分はこうしたいなという思いが強くなってきて、ちょうど仕事も増えて社員を採用しなくてはいけないということとなった時に、今かなと申し出たのです。父が健在のうちに自分なりの形を作りたいなという思いもありましたので。
窪田 小島さんは継ぐつもりで会社に入られたんですか。
小島 会社に入った時点では継ぐつもりだったですね。大学を出て一旦は就職したんですが、その時は父が苦労してきているのは見ているので果たして自分にできるのかという思いもありました。就職して3年ぐらいの時に父が病氣になったのをきっかけに父とも話をして、腹を決め、会社に入りました。
松本 私の場合は、小学校の時に父が独立したのですが、その頃から何となくあと跡を継ぐのではないかと思ってはいました。ただ最初は自分で会社を作ろうかなと思っていたんです。そんな頃、父の病氣がきっかけで入社。昨年社長に就任しましたが、父と方針でぶつかり合うこともあります。しかし、父が心配と言う氣持ちもわかるので、できるだけ良いところは教えてもらって力を貸してもらいたいなと思っています。
窪田 先代と一緒だとやりづらいという点もありますか。
田宮

ありますね。自分が社員に話した方針と、父である会長の言うことが違うことがあり、社員がどちらの言うことを聞いたらいいかわからないことがあるんです。ある時社員さんが会長の指示を聞いてしまうことがあったんです。その経緯を知らなかった私が、指示通りにやってないことを叱ってしまって、社員さんがめげてしまったということがありました。折角一生懸命作った商品をも否定されて、二重のつらさと言いますか。やる氣を無くさせてしまうことなったんですね。こういうことはあってはいけないんですが。

窪田 お父さんは会長ですよね。良くある問題ですが、会長と社長の問題というところもありますね。相談には乗ってもらいたいが、決定は任せて欲しいというところでしょうか。ところで、実際に社長になって変わったことはありますか。
小島 最終決定権を持つかどうかというところですね。周りの見方も変わります。
田宮 決算書のサインをする時や銀行と実際に話をするようになるので、責任の重さを実感しましたね。
松本 最初は周りからどういう経営をするかなという見られ方をされているなと感じました。最近は社員からの見方が変わったなと感じます。
窪田

社長になってから、窪田経営塾に入った場合と、社長にになる前に入った場合と違いがある氣がするのですが、実際にどうですか?両方経験されいて。

松本 最近思うのは、社長になる前に塾を受けていなければ、現在はまだ継いでないだろうということです。継ぐ前に方向性などをあらかじめ考えていたことによって、実際に社長就任後周りの人からの協力を受けることができていると思います。
小島 私の場合は、継ぐ前は、父が健康体とは言えなかったので、父をサポートしなきゃと思いながらも、頼っていた部分があったと思います。継いだ段階でやっと何が大切かなと考え始めたわけです。ちょうどその時期に窪田先生の講演を聴いて、感じるものがあったので塾を受けてみようという氣になりました。もっと前に聴いていても同じように感じていたかどうかはわかりませんね。
窪田 社長になる前後とかの問題ではなく、タイミングの問題ということですね。どうですか、田宮さん。
田宮 自分の場合は社員さんよりちょっと進んでいるだけだったので、経営ということに関しては全く知りませんでした。その段階で塾に来ても全く理解できなかったと思います。それが、実際に代表になってみて、社員さんとは全然違うんだと実感したし、経営の難しさに直面したんですね。それで塾に入ってみて、講義やディスカッションをしていく中で、経営のあり方や考え方を学んでやっと納得できたという感じです。自分の場合は、父からも教わっていないですし、会社になったのが数年前なのでそういう形だったのかなと思います。
窪田 タイミングが良い悪いもありますが、タイミングを生かすかどうかもありますよね。後継者は、世間からは甘いと言われていることが多いが、色んな後継者の方々に会うとそうじゃない場合が多いんです。かえって苦労されている人が多いと感じるのですがどうでしょうか。
小島 プレッシャーが大きいですからね。創業者と一緒に会社は大きくなっていく過程があるわけで、その途中で後継者が継ごうとすると、その時点での会社が上昇していくレベルに合わさなきゃというところがありますからね。
田宮 何をしても、お父さんが基礎を築いてくれたからねと言われてしまう。自分なりに努力しているつもりなのに、認められていない感じがします。結局親の七光りと言われてしまうのは悔しいですね。
窪田 後継者はやって当たり前と思われるところがありますよね。
 

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