| 窪田 |
社員が理念になかなか到達しない理由の一つに、社員は目的よりも手段を好むことが多いんですね。
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片桐
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全くそうです。社長というタイプの人間は目的が氣になってしょうがないんですけどね。だからといって、社員に毎回仕事の目的を考えろと強制しても難しいですから、そこはこちらが与えてあげるにしても、最終的には何のために仕事をするのかということは考えてもらいたいですね。人生の長い時間を費やすのですから、働き甲斐を持って欲しいのです。会社に入ることや地位を目的と考える人がいますが、それは違う。当初はそう考えていてもいいのですが、次の目的に常に変わっていかなくてはいけないわけです。どんどんステップアップしていく必要がありますね。つまり、常に今自分が目的と思ったことを明日には手段と思えるようにしていかないといけないと感じています。 |
| 窪田 |
それはいつ氣づかれたのですか。 |
| 片桐 |
自分が何でサラリーマンになったかを今から考えると、もちろん初めはそんな大層なことは考えていませんでした。ただ自分のやりたいことがやれそうかなということで選んだというだけでした。しかし、実際に入社してみると、自分の可処分所得で行うことは限られるが、会社の名前で携わる仕事の規模はものすごく大きいわけです。何と面白い仕組みなんだと思いましたね。その時に、会社は給料をもらうところだという考えは全く無くなりましたね。 |
| 窪田 |
そこに氣づかれるというのが、やはり違いますね。 |
| 片桐 |
それまでは収入を得る場所だというぐらいにしか考えていませんでしたが、そこに氣づいてからは、こんなことは個人ではできないんだから、やらなきゃ損だぐらいに思えてきましたね。そう考えてくると、自分のやっていることは天職に思えてくるんですよね。
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