窪田
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仕事についての取り組みについてききたいです。どういう意識で取り組んでいたかなんですが。井村さんはいずれ社長になるということで、そういう意識で仕事に取り組まれていたとは思いますが。 |
| 井村 |
いえいえ、その時々の仕事を一生懸命やろうとしただけなんですよ。アメリカで皿洗いしていた時も、やってみたら一生懸命になってしまったんです。一生懸命やったら返ってくるものがある。 |
| 窪田 |
私も学生時代に皿洗いのアルバイトをしたことがある。その最中上司に「君は社長になる」と言われたことがあります。 |
| 井村 |
皿の洗い方に何か出ていたんでしょうね。 |
| 窪田 |
どうしてそうなるかが問題です。 |
| 井村 |
わかりません。やっていたらたまたまそうなっているんですよ。 |
| 田井 |
私はそうじゃないと思いますね。井村さんは最初から社長になるという意識を持って仕事に取り組まれていたはずなんです。逆に私は社長になるなんて全く思っていなかった。サラリーマンは社長になってしまったら初めて頭を切り替えてどうしたらいい社長になるかをそのとき考えるんです。社長というのは、なってみて初めてわかったんですが、それまでと全く違う仕事なんです。 |
| 窪田 |
経営塾で大企業の役員と中小企業の社長が参加していて経営についてのディスカッションすると、役員は絶対に勝てないです。 |
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| 井村 |
今の話ですけれど、全然違います。私は社長になるとは全く思っていなかったんですよ。 |
| 窪田 |
社長に向いているのは社長をやりたくない人だと思うんです。皆から望まれてなったリーダーが良いリーダーだと思います。井村さんは社長にこだわっていなかったんでしょうね。でも潜在意識にあったと思うんです。より良い仕事をしたい、自分を高めたいという意識が人よりも高かったので、自然に出てきたんじゃないかと思います。 |
| 井村 |
やっぱり違います。皆そうおっしゃるんですが、全く思っていなかった。自分としてはナンバー2が向いているなと思っていました。ですから社長になれといわれた時びっくりしました。田井さんが言われるように社長の仕事もなってみたら驚きの連続で大変でした。
ところで田井さんは社長になったときに理念についてどう思ったんですか。 |
| 田井 |
理念というよりも、まず親会社離れしようと思いました。自立の意識を持ちなさいと。援助を求めるという経営はしない。自己完結型の会社にしないといけないと思いましたね。ただ理念に対する思い入れとか解釈は、どれぐらい理解しているか自信がないんです。 |
| 窪田 |
人間はぶれるのが当然ですからね。だから理念を持った方がいいです。個人についてはいけないですからね。 |
| 井村 |
人間は迷うから理念と言うしっかりた中心を持った方がいいわけですね。 |
| 窪田 |
人間は寿命がありますが、会社はその人がいなくなっても続くものなので、理念を置いておく必要があります。ただ理念は言葉には表しにくいものだから、言葉は時代に合わせて変わってもいいと思います。 |
| 井村 |
不立文字。言葉に出して言ってしまうと違ってくるということです。 |
| 窪田 |
なるほどね。本日は楽しい時間になりました。ありがとうございました。 |
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【文中 敬称略】
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